2017年5月9日

購書日記(1)

定休日。午前中に洋書会への出品で神保町へ。三鷹へ戻ると歯医者の予約時間まで間があり、カフェで読書。ヴァージニア・ウルフ『船出』を読み終え。物語の佳境を迎える直前の、ある船上での夜の描写につよく打たれる。夕方、妻と中野で待ち合わせ。まずはあおい書店で文芸書の棚を眺める。桐野夏生『夜の谷を行く』、恩田陸『蜜蜂と遠雷』など気になるが、悩んだ末に川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』を買う。出てから一年以上になるが、今がタイミングのように思え。その後、早稲田通り沿いの古本案内処へ。トルーマン・カポーティ『誕生日の子どもたち』と松本清張『或る「小倉日記」伝』の二冊を432円で購入。カポーティはこの前『ティファニーで朝食を』を読み直し、改めて感動させられたのだった。清張は芥川賞受賞の表題作よりも、ある女流俳人の苦悩を描いた短編「菊枕」が目あて。どちらも読むのがたのしみだ。と言いつつ、読みはじめたのはハインラインの『夏への扉』。先週立川のオリオン書房で買ったもの。福島正実訳に引き込まれる。夜、食事をとりながら妻と古本案内処がどれほどたのしい古本屋かという話で盛りあがる。