2017年5月16日

購書日記(2)

定休日。13時に歯医者に予約してあり、それまで読書。ハインラインの『夏への扉』を読み終え。爽やかな読後感。ひとを憎む気持ちよりも、ひとを慕う気持ちのほうが多くの場合には生産的なのだ。それにつけても福島正実の訳文の軽やかさ。宮田昇の『戦後「翻訳」風雲録』を読んで以来、この翻訳者であり編集者、SF作家でもある人物の文章に触れてみたいと思っていた。素晴らしい出会いだった。歯医者の後はテオレマ・カフェへ。水中書店のお客さんと話すと、三鷹に来て水中書店のほかどこへも寄らずにとんぼ返りしてしまうひとが多くて、常々もったいないと思っていた。たとえばこの北口のテオレマ・カフェに足を運んでほしい。損はさせない。わたしが保証する。その後は妻との待ち合わせまでのあいだ、南口の啓文堂へ。大浦康介『対面的――〈見つめ合い〉の人間学』とヴァージニア・ウルフ『灯台へ』を買う。『対面的』は相対すること、眼差しを交わすことをめぐる断章。Oさんにすすめられて興味をそそられた。Oさん自身はみすず書房のInstagramで知ったのだそう。Instagramで自社以外の本も紹介しているみすず書房。すてきだ。夜は妻とリトルスター・レストランへ。本やこれからの愉しみの話。とてもよい休日だった。